自動車保険の逸失利益はどのようにして計算されますか？ - 目的別保険相談 - 保険相談 見直し.jp - いわき

自動車保険の逸失利益はどのようにして計算されますか？

【ご相談事例】

歩行中に自動車事故に遭遇し、後遺障害が残ってしまいました。
先日、相手の自動車保険から逸失利益の提示を受けましたが、逸失利益はどのようにして計算されるのでしょうか。

【ご回答】

交通事故の被害者が受け取る損害賠償額には、「治療費」「休業損害」「慰謝料」などがありますが、被害者が死亡したり後遺障害を負った場合には「逸失利益」も発生します。

「逸失利益」とは、交通事故がなければ得られたはずの将来の利益のことで、その額を現在に割り戻して計算されます。

計算式は以下のとおりです。

■ 死亡した場合
収入額から被害者本人の生活費を控除したうえで、死亡しなければ就労可能だった年数に応じて算出されます。

■ 後遺障害の場合
収入額に障害の程度や年齢、職業などに応じた労働能力喪失率を乗じたうえで、就労可能だった年数に応じて算出されます。
生活費は実際にかかるので、死亡時のように控除はしません。

未就労の子どもが被害者の場合には、収入がないのが一般的なため、平均賃金をもとに計算されます。
逸失利益は収入状況や事故発生時の年齢、仕事の内容などによって異なります。

逸失利益の提示を受けた場合には具体的な計算根拠をたずね、疑問がある場合には専門家に相談するのもひとつの方法です

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